キネマ旬報で母と暮せばの短期集中連載が始まりましたね。
読んでいるだけで胸にくる文章に映画がますます楽しみになります。



【キネマ旬報10月下旬】

『父と暮せば』の対になる作品として作られた今回の『母と暮せば』。
『父と暮せば』は広島原爆で亡くなった父親が娘の元に現れるというお話。
『母と暮せば』は長崎原爆で亡くなった息子が母親の元に現れるお話です。


山田監督は『母と暮せば』の内容のアイデアについてこう語っています。
「長崎医療大学は、直撃と言っていいほどの原爆の被害を受け、学生や教授、附属病院の関係者を含め800名以上の方が亡くなった。その中に学生だった息子がいた。息子には当然恋人がいて、彼女は生き残ったんだろう」
「この親子は、仲の良い親子だったと思いますね。息子は冗談が好きでしょっちゅうふざけてお母さんを笑わせて、時には悪戯をして困らせる。そんな"甘えん坊"として育ったに違いない。ダジャレを飛ばしていつもみんなを笑わせているような、愉快で快活な青年なんです。」

これだけで浩二くんの人となりが浮かんできて愛らしくなってまうような。
恋人と母親と暖かい毎日を送っていた浩二くんが突然命を奪われなければならなかった、そんな悲惨な情景に涙も出てきました。



二宮さんの言葉
「僕は今30代なんですけど、やはり教科書に書かれた文字や写真でしか戦争を知ることができませんでした。僕自身や僕の世代、またその下の世代の僕を日頃応援してくれているファンの皆さんが、この作品に触れることによって戦争を知ってもらい"風化させない"ことが、僕の第一の使命かなと思っています」

私自身も、きっと二宮さんのファンでなければこの作品にこんなに想いを入れて触れることはなかったんだろうと思うと、本当に二宮さんがこの作品に関わってくれたことに感謝だなぁと思いました。


【キネマ旬報11月上旬】

吉永さん演じる福原伸子の台詞。
「(浩二を)捜したよ。原爆の落ちたあくる日から町子と二人で。あん時の長崎の街は、もう地獄、恐ろしうて、もう恐ろしうて、恐ろしうて、ただただ恐ろしうて」

浩二くんを捜して歩く伸子さんと町子さんの情景を物語る台詞。胸が張り裂ける想いです。



山田組は役者さんが毎回緊張しながら現場に来るという。
吉永さんから撮影現場の"潤滑油のような存在"と呼ばれた山田組の鈴木敏夫さんは、二宮さんの緊張をほぐそうと、休憩所で二人きりになったときに話しかけたり(嵐のバラエティ番組について雑談)、みんなでけん玉をしたりしていたらしいです。

「スタッフとの垣根なんてまったくなかった。それは彼の人柄の良さだろうね」

こういうニノの話を聞くと、本当に嬉しくなります。




【PICT-UP】

こちらは黒木華さんと一緒にインタビュー。キネマ旬報からは作品の物悲しさ、温かさ、そういうのを切に感じたんですけど、こちらは二人のかけ合いにほっこりして楽しい気持ちに。

「イメージと違って安心」の黒木
「イメージどおりで安心」の二宮

という話がとても好きでした。
黒木さんは二宮さんに対して、「どんな人なんだろう」と構えていたけど、ニノのフラットさに安心したと。
二宮さんは黒木さんに対して「超うぜぇ~」とか言う子だったらどうしようって思っていたら映画などの作品のままの印象で安心したと。

華ちゃんが「超うぜぇ~」とか言ってたらもうそりゃ本当にどうしようですよね(笑)。

あぁそう、二宮さんが『華ちゃん』って呼んでいるのが可愛いなぁと逐一思いました。



そして二宮さんがいつも幸薄い役しかこないという話(笑)。

黒木「私だってやりたいです!キラキラした役とか、壁ドンとか(笑)」
二宮「壁ドンなんて、俺には一生来ないよ。来たとしても、それが下火になったときだね。「昔こんなシチュエーションが流行りました」みたいな感じになって、ようやく俺にまわって来ると(笑)」

この話がもうツボでツボで(笑)
なんだか二宮さんかわいそうになってきたからたまにはがっつりした恋愛作品も待ってますよ。ぜひ。




二宮さんの魅力についてのプロデューサー榎望さんのお話にもう感動してしまったのでそこを抜粋して。

「私は二宮さんには、時代を超えて日本人が惹きつけられる何かがある、大げさに言えば、日本人が好む顔立ちや立ち居・キャラクターの古層のようなところに根ざす、ほとんど民族学的な魅力があるのではないかと考えています。だからこそ、あれほどの突出した人気を得ているんじゃないでしょうか。」

……うんうん(´;ω;`)
なんだか、分かってくれてありがとうという本当にお前何様なんだっていう感想しか出てこないです。
そうなんですよね。二宮さんってもう言葉では形容し難い魅力っていうものが秘められているんです。
「民族学的な魅力」という表現に、まさにトップアイドルの名を背負って生きている人なんだなぁと妙に感銘を受けていました(笑)




触れたのはほんの一部です。
魅力的なお話たくさん載っていますので是非購入してじっくり読んでいただきたいです。
読んでいるだけで涙が出てくるような記事に久々に出会いました。