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監督からの二宮くんに関する評価がファンとしてとっても嬉しいなぁとしみじみした対談。


【日本映画navi】

「俳優さんというのは何かを表現しよう、やろうとするでしょう。でも、二宮くんという俳優は何かをやろうとする前に、どこに立とうかと自分の立ち位置を探る。それが出来ている人なんだなと最初に見た時から思っていました。そういう意味で、他の俳優と違う。そこが彼のひとつの自信になっているんだな。」

立ち位置を探ることができるのは彼の天性だと山田監督。


「僕の中では、(浩二役は)若い頃の山田洋次さんになればいいのかなと(笑)。監督が誰かと話しているのを絶えず盗み聞きしながら、あ、こういうテンポのしゃべり方なんだなって。」
「僕がやるのを監督が見て、懐かしいなぁと自分のアルバムをめくっているような感覚に一度でもなってくれたら勝ちだなと思っていました。」

さすがだなぁ。
観る人にどう魅せるか、それよりもまず、現場の方々との関係を大切に築いていく二宮さんは本当に毎回流石だと思います。
監督のしゃべり方に似せたりっていうのは流星の絆の時の錦戸くんと仕草を似せたりしていたというお話を思い出して、お芝居って自分ひとりで作り上げるものじゃないんだ、と素人は感心。

「アルバムをめくるような感覚」というのも、『坊ちゃん』のドラマが決まったときに仰っていた「ページをめくる音が聞こえてくるように」という表現を思い出して。こういう表現の仕方ができる思考がとっても素敵です。


微笑ましいなぁとなったやり取り。

二宮「僕はあまり食に興味がなくて」
山田「たしかに君はそうだねぇ(笑)」
二宮「食に興味がないというのを、どこから嗅ぎ付けたんだろうと。「興味ないんだってねぇ」って言われて(笑)」
山田「だって、なさそうだもの(笑)。あまりガツガツしていないものね」

こういうところが、年配の方を惹きつける所以なのかなぁと(笑)

【CINEMA SQUARE】

今言った、年配の方を惹きつける所以ですけど、ちゃんと山田監督からもご指摘されていました。

二宮「撮影前に食事に行ったり、長崎に行った時などに、色んな話をしました。監督が育ってきた時代のことや感じてきたこと、そのころの日本の話…、なかなか聞けない貴重な話ばかりでしたね。」

山田「二宮君はちゃんと話しを聞いてくれてね。だから年配者のファンが多いというのは、よく分かる。」

なんでも92歳のおばあちゃんが二宮さんのファンだとか。
まったく罪な男だなぁ(笑)
監督自身も二宮さんについてこうして好感を持ってくれているのがとっても嬉しいです。



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そしてこないだ台本を読まないという話について次書こうと言っていたんですけど、どうも記事が見つからず…?あれは私の夢だったのか…?と(笑)いや、たしかにどこかで読んだ記憶があるんですけど、何の雑誌に載っていたのか…見つけることができませんでした(;・∀・)


ということで、とりあえず何にそんなに感心したのかというと、「自分の台詞以外、台本を読まずに本番に臨む」という二宮さんのいつものその手法。
脳のない私は「すごいなぁ」とか「そんなことできるんだぁ」とただ漠然と尊敬していただけなのですが、今回のその何かの記事で読んだ内容が初めて私にその意味を理解させてくれて(今更)。

用するに、自分の台詞以外を読まないということは、本番になって初めて、その物語の道筋、ストーリーを理解するということであって、だからこそあんなに自然な演技ができるんだ、と。「二宮さんの演技は自然」というのは世間でも評価されてますけど、その理由ってここにあったんだって、改めて気付いた次第です。
その時の自分のリアルな感情が演技に乗っかってくるなんて、そんな撮影の仕方もあるんだ。って、本当に今更気付いてとっても感銘を受けたのです…。


この話どこでしていたのか本気で気になるのでどなたか教えてください…(笑)
山田監督とのお話だと思っていたんだけどな?

「お母さんからの情報がすべて」という話の流れでやっていた気がします。
…うぅーもどかしい(´-ω-`)



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